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掲載:2008年10月31日


現代の生活スタイルは、運動や身体を動かす機会が絶対的に不足しています。元来人間は〝運動=身体の機能〟を駆使し、狩猟や農耕を行うことで生活をするという生き物でした。

しかし文明の発達によって、狩猟・農耕の代わりにデスクワーク、徒歩の代わりにバスや電車で移動、階段の代わりにエレベーター...。食生活の面からもジャンクフードやコンビニの食事などでカロリーの高い食品を摂ることが多いと、日常生活の中では消費しきれないエネルギーを摂取し、蓄積してしまいます。結果として糖尿病やメタボリックシンドロームなどの健康障害へとつながります。

現代人の生活スタイルが健康障害を引き起こしやすい環境であるということを認識し、その解消法として、食事面はもちろん、運動の重要性を理解し、意識的に身体を動かすことが必要なのです。

 必要といっても、急に激しい運動は身体に負担をかけるため良くありません。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動が効果的です。軽くおしゃべりができる程度、いわゆる『ニコニコペース』で15~60分程度行うといいでしょう。

また、単に運動だけを目的とすると長続きしないこともあります。自分のお気に入りのコースをいくつかつくってみたり、季節の移ろいを感じたり、仲間がいるなら会話を楽しんだり、ちょっとした楽しみを見つけることが長く続ける秘訣です。

運動の成果が身体に現れるには時間がかかるものです。自分の行った運動でどのくらいエネルギーを消費できたかを知ることによって、運動に対してやりがいを感じ、継続していくことができます。運動のエネルギー消費量を知り、目標を持って続けていきましょう。