子どもに関わる悲惨な報道を耳にする機会が増えたように感じる人も多いのではないでしょうか。
このような現状に対して厚生労働省は平成16年から11月を『児童虐待防止推進月間』とし、社会的関心を喚起するため啓発活動を行っています。なぜ児童虐待が起こってしまうのか、どうすれば防げるのか、私たち一人ひとりが考えることを求められているのです。
児童虐待の加害者となるのは、悲しいことに実父母であることが多く、育児に関わるストレスが影響していることが多いと考えられます。
児童虐待の件数は全国的にも年々増加の一途を辿っています。これは以前よりも児童虐待に関する意識が高まり、学校や近隣住民からの通告が増加しているためでもあります。地域や学校、関係機関とのネットワークの強化が児童虐待防止に大きな役割を持っていると言えます。