● 妊婦クラミジア
● クラミジア・トラコマチス核酸同定[PCR]
● 淋菌核酸同定[PCR]
● 淋菌およびクラミジア・トラコマチス同時核酸同定[PCR] |
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本検査におきまして、現行試薬の販売中止に伴い、同一メーカーのリアルタイムPCR法に基づく試薬に変更させていただきます。
国内の性感染症の中で、性器クラミジア感染症は最も頻度が高く、淋菌感染症はこれに次ぐことが知られています。従来、これらの原因菌を高感度で検出する測定法として核酸増幅法であるPCR法が用いられてきました。
新試薬では、新たなプローブ設計により、クラミジア・トラコマチス変異株に対する感度及び淋菌に対する特異性が向上いたしました。
また、口腔内感染症例においては「うがい液」でのクラミジア・トラコマチス及び淋菌の検出が可能となります。
これにより、検査項目名、検体量、採取容器が変更になります。 |
■現行PCR法からの改善点
@咽頭からの検体として「うがい液」の検査が可能
Aクラミジア・トラコマチス変異株も検出可能
B淋菌にて口腔内常在ナイセリア属の交差反応が改善(特異性の向上)
C専用採取容器により検体安定性が向上 |
■現法と新法の比較 |
(n=474) |
|
クラミジア・トラコマチス |
現行試薬(PCR法) |
合計 |
+ |
− |
新試薬
(リアルタイムPCR法) |
+ |
22 |
3 |
25 |
− |
0 |
449 |
449 |
合計 |
22 |
452 |
474 |
|
判定一致率 = 99.4% |
(n=474) |
|
淋菌 |
現行試薬(PCR法) |
合計 |
+ |
− |
新試薬
(リアルタイムPCR法) |
+ |
7 |
2 |
9 |
− |
1 |
464 |
465 |
合計 |
8 |
466 |
474 |
|
判定一致率 = 99.4% |
(メーカー資料) |
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■新検査方法参考文献 熊本 悦明、他:医学と薬学 66(6):1007〜1014、2011
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検査名 |
クラミジア・トラコマチス
[リアルタイムPCR](うがい液) |
淋菌
[リアルタイムPCR](うがい液) |
淋菌及びクラミジア・トラコマチス
[リアルタイムPCR](うがい液) |
項目コード |
3807 |
3808 |
(親) |
|
3825 |
(子1) |
クラミジア |
3826 |
(子2) |
淋菌 |
3827 |
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検体量 |
うがい液 4.5〜6.3ml |
容器 |
専用容器 PCR−U |
保存方法 |
冷蔵 |
測定法 |
リアルタイムPCR法 |
基準値 |
(−) |
(−) |
クラミジア(−)、淋菌(−) |
報告様式 |
(−)、(+) |
報告日数 |
2〜3日 |
実施料 |
淋菌、クラミジア・トラコマチス単独検査 |
210点 |
(判断料:微生物 150点) |
淋菌及びクラミジア・トラコマチス同時検査 |
300点 |
(判断料:微生物 150点) |
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■リアルタイムPCR法<うがい液>と他法<咽頭スメア>の比較 |
(n=445) |
|
クラミジア・トラコマチス |
SDA法<咽頭スメア> |
合計 |
+ |
− |
リアルタイムPCR法
<うがい液> |
+ |
23 |
6 |
29 |
− |
2 |
414 |
416 |
合計 |
25 |
420 |
445 |
|
判定一致率 = 98.2% |
(n=445) |
|
淋菌 |
SDA法<咽頭スメア> |
合計 |
+ |
− |
リアルタイムPCR法
<うがい液> |
+ |
41 |
10 |
51 |
− |
12 |
382 |
394 |
合計 |
53 |
392 |
445 |
|
判定一致率 = 95.1% |
【参考文献】 熊本 悦明、他:医学と薬学 66(6):1007〜1014、2011 |
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■採取容器 |
検査材料 |
局所ぬぐい液 |
尿 及び うがい液 |
容器名 |
PCR−S |
PCR−U |
専用容器 |
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この間に収まる様に
検体を添加して下さい。 |
(注)
※尿・うがい液の採取には
滅菌済みのスポイトを
ご使用下さい。
※うがいには、生理食塩水
をご使用下さい。
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