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No.24004−1
平成24年4月



●クォンティフェロン TB <QFT>
................................................................

  本検査におきまして、報告形式を変更させていただきます。
 これにより、より詳細に結果を解釈して頂くことが可能になります。
 なお、基準値、提出条件などの変更はございません。

■  現行と新の比較

 

現行

報告形式

 ・判定
 ・TB抗原
 ・NIL
 ・MITOGEN

 ・判定
 ・TB抗原

■  結果の計算

  各検体の測定値は、TB抗原血漿と陽性コントロール血漿のIFN−γ濃度(IU/ml)から
 それぞれ陰性コントロール血漿のIFN−γ濃度(IU/ml)を減じて求めます。
 これらの測定値を結果の解釈に用います。

    TB抗原値(IU/ml)   = IFN-γA − IFN-γN

    MITOGEN値(IU/ml) = IFN-γM − IFN-γN

     (注) IFN-γA : TB抗原血漿のIFN-γ濃度(IU/ml)
         IFN-γM : 陽性コントロール血漿のIFN-γ濃度(IU/ml)
         IFN-γN : 陰性コントロール血漿のIFN-γ濃度(IU/ml)

<項目の意義>
 TB抗原 : 結核菌特異抗原の刺激により生産されたIFN-γ量
Mitogen : マイトジェンにより非特異的にTリンパ球から生産されたIFN-γ量(陽性対照)
    Nil : 被験者の血中に既存するIFN-γ量(陰性対照)

      

■  結果の解釈

   本検査の結果は、以下の基準によります。

MITOGEN値
(IU/ml)

TB抗原値
(IU/ml)

結果

解釈

不問

 0.35以上

 陽性    (注1)

 結核感染を疑う

0.5以上

 0.1以上
 0.35未満

 判定保留 (注2)

 感染リスクの度合いを考慮し
 総合的に判断する

 0.1未満

 陰性    (注3)

 結核感染していない

0.5未満

 0.35未満

 判定不可 (注4)

 免疫不全等が考えられるので
 判定を行わない

(注1) TB抗原値が0.35以上(IU/ml)は「陽性」とし結核感染を疑います。

(注2) TB抗原値が0.1以上(IU/ml)、0.35未満(IU/ml)を「判定保留」とし
     感染リスクの度合い(例えば、被験者の感染源との接触の濃密さ、接触期間及び感染源の
     排菌状況、咳の状況など)を考慮して経過観察し、再測定などして総合的に判定します。

(注3) TB抗原値が0.1未満(IU/ml)は「陰性」として結核非感染とします。

(注4) TB抗原値が0.35未満(IU/ml)であっても、MITOGEN値が0.5未満(IU/ml)
     の場合は、免疫不全等が考えられるので判定を行わず、「判定不可」とします。

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