ご挨拶
2024年6月より会長に就任いたしました菊池仁志と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。会員の先生方におかれましては、日頃より福岡市医師会臨床検査センターをご利用いただき、誠に有り難うございます。この場を借りて感謝申し上げます。
福岡市医師会臨床検査センターは、1960年1月に創立され、1992年現在の医師会館に移転。2019年に天神ラボラトリーを開設し、2021年には医師会館の検査室を全面改装し、SRL Advanced Lab FMAを開設いたしました。60年以上にわたり、現在まで運営を続けてこられたのもひとえに会員の先生方のご支援、歴代執行部の先生方のご指導の賜物でございます。
当検査センターは医師会会員の共同利用施設として、会員医療機関の「百道浜の検査室」として、正確で迅速な臨床検査データをお届けすることはもちろん、診療のお役に立つ、最も身近にある臨床検査センターとなっています。常に前進、進化を続け、現在は、エスアールエル社との業務提携による次世代型ラボで、新たな検査や自動化による効率化を更に進めています。2015年のエスアールエル社との業務提携開始直後は他社攻防により一時的に低迷しましたが、徐々にシナジー効果が現れ、新型コロナウイルス禍直前の2019年ごろには業績は回復してきておりました。さらにコロナ禍では、新型コロナウイルス検査関連機器や結果報告システム(NEOPOLALIS)の導入などにより、過去にない検査収入を得ることができました。しかしながらコロナも落ち着き、通常の検査受託の状況に戻った現在では、未だコロナ禍前の検査数には及ばない状況が続いています。また、最近の物価高騰や検体運送費の問題など、ポストコロナの時代の多くの課題も出てきております。やはりこれからは、さらなる効率化を進め、無理、無駄のない事業運営を目指していく必要があります。
役職員一同、会員の先生方のお役に立てるよう、業務の効率化や利用者の拡大に努めてまいりたいと思います。今後ともお引き立てを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
福岡市医師会 会長 菊池 仁志