|
医療提供体制
病院・病床機能の分化・強化に伴う「急性期病床の位置付けの明確化」に対しては、急性期医療への偏った医療資源の集約ではなく、一般病床全体の充実に努めていくとした方向性を示し、医療の機能分化や連携は、かかりつけ医機能を推進し、地域の関係者により行うべきである。
在宅医療の拠点となる医療機関
在宅医療における連携のあり方について、行政や拠点病院とも連携してネットワークづくりを目指してきた地域医師会こそが調整の役割を果たすべきである。
医師確保対策
医学部5〜6年生の参加型臨床実習の実践や、研修希望者数と全国の臨床研修医の募集定員が一致するような研修システムの構築、都道府県医師会の医師不足解消に向けた取り組みなどを参考に医師確保対策の検討を進めるべきである。
チーム医療の推進
看護師特定能力認証制度骨子案について、新たな資格や認証制度の創設が更なる看護師不足を招いたり、一般の看護師の業務を縮小させることがあってはならない。国民の生命に関わる重大な問題であり、社会保障・税一体改革ありきで法制化を急ぐことは認められない。 |
|
ルドルフ・ウィルヒョー (1821〜1902)
ウィルヒョーはドイツ人の医師、病理学者で白血病の発見者として知られています。
22歳で博士号を取得したウィルヒョーは4年後には教授となり、解剖学、病理学の研究を続けました。彼の死後に確立された血栓形成の成因(@血管内皮細胞の障害、A血流の障害、B血液凝固性の亢進)は「ウィルヒョーの3要素」といわれ、現代医学においても引用されています。
晩年は公衆衛生の改善を強く訴え、ベルリンに近代的な上・下水道を作るために政治家として活躍しました。政治家としてのスローガンは「医療はすべて政治であり、政治とは大規模な医療にほかならない」であり、医師として「公共の思想」で行動しました。 |
|
|