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政府は6月に開催した「社会保障改革に関する集中検討会議」において、医療・介護サービスなどのあるべき姿を描いた社会保障改革案をまとめた。その中で高度長期医療への対応(セーフティネット機能の強化)と給付の重点化として長期高額医療の高額療養費の見直し(長期高額医療への対応、所得区別の見直しによる負担軽減等)による負担軽減(?1300億円程度)を行うとしているが、その財源として検討されているのが“受診時定額負担”である。これは例えば治療費1000円の疾患の場合、患者負担が300円となるところを定額負担として100円追加することで、保険給付は600円になるというものである。政府案では1回につき100円程度を窓口負担とすることで1300億円の財源が確保できるとしているが、日本医師会は患者負担が増えると受診控えが起こり、症状の重症化が生じる恐れがあるとして反対する考えを示している。 |
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孫文 (1866〜1925没)
孫文は共和制を創始した功績が称えられ「中国革命の父」と呼ばれています。
中国広東省で生まれた孫文は、香港西医書院(現香港大学)を首席で卒業し、眼科医としてマカオの診療所に務めます。その後、孫医館を開設し、医業に邁進していましたが、次第に革命思想を抱くようになります。1894年にハワイにおいて「興中会」を組織、1905年には「中国同盟会」を結成し、三民主義(民族主義、民権主義、民生主義)を主唱しました。1911年に勃発した辛亥革命の際に臨時大統領に推され、翌1912年に中華民国を発足、その後、南北和議により政権を袁世凱(えんせいがい)に譲りますが、袁世凱による独裁が始まるとこれに反対する運動を起こします。後に中国国民党を結成し国民革命を推し進めましたが1925年、志半ばに「革命いまだならず」と遺嘱して北京で客死しました。 |
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