DMAT
(Disaster Medical
Assistance Team) |
医師、看護師、業務調整員などで構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(概ね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた災害派遣医療チームのこと。
阪神・淡路大震災において、平時の救急医療レベルの医療が提供されていれば、救命できたと考えられる犠牲者が500名存在した可能性があったとされたことから、医師が各機関と連携し、災害現場で医療を行う必要性が認識され、厚生労働省によって平成17年4月、日本DMATが組織された。 |
JMAT
(Japan Medical
Association Team) |
日本医師会主導により、都道府県医師会が郡市区医師会を単位として編成し、被災地で活動する災害医療チーム。災害発生後に日医から都道府県医師会への要請に基づき待機・出動し、DMAT及び被災地医師会との間で役割分担、有機的連携を行いつつ、主に災害急性期の医療、被災地医師会等との協力、活動支援を担う。3月31日現在で延べ259チームが支援にあたっており(派遣済含む)、今後142チームが派遣に向けて準備中である。 |
十四大都市医師会の協
定に基づく支援チーム |
平成19年10月、全国14の政令指定都市医師会で組織される「十四大都市医師会連絡協議会」において「災害時における相互支援に関する協定書」が締結された。有事の際、被災にあった地区を除く医師会で支援チームを組織し、支援活動を行うこととしており、今回の震災発生に伴い、仙台市医師会に最も近い札幌市医師会が各都市医師会からの医師の派遣等の連絡調整を担っている。以下に記す福岡市医師会3班の活動は、本協定に基づき行われたものである。 |