訪問看護ステーション研修会を開催しました。
福岡市医師会訪問看護ステーションでは、毎月1回、研修会を開催しています。
2月15日(土)に開催した研修会では、九州中央病院 感染管理認定看護師 屋比久 知子 様より、「感染対策の基本と今から役立つ感染症情報」と題し、実際の医療現場での事例等を交えた貴重なご講義をいただきました。
特に印象的だったのは、耐性菌に関するお話です。抗菌薬の使い過ぎは耐性菌を生み出す要因となり、将来的に治療が難しくなる可能性があります。今回の講演では、「クロストリディオイデス・ディフィシル感染症」という一般にはあまり聞き馴染みのない感染症についてお話しがありましたが、この感染症は、特定の抗菌薬を使用した後などに発症しやすく重篤化するリスクが高いとのことで、改めて耐性菌の恐ろしさや感染予防対策の重要性を再確認することができました。
屋比久看護師の説明はとても丁寧で分かりやすく、質疑応答の時間も充実していました。
感染症と感染予防については、繰り返し学び続けることが大切です。
私たちも、感染症の最新情報をキャッチして早期発見・早期対応に努め、地域で暮らす人々を守ることに繋げたいと思います。
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