ご挨拶
福岡市の人口は160万人を超え、九州において一極集中しているといわれていますが、他の地域と同様、高齢化が進み、在宅での医療・介護のニーズがますます高まっています。そのような中、訪問看護ステーションは、ご高齢や重い病気の方々が、住み慣れたご自宅で安心して暮らせるよう、重要な役割を担っています。
福岡市医師会は、平成6年9月1日に「老人訪問看護ステーション」として市内7区で一斉に運営をスタートし、平成22年11月に更なる効率的運用を図るべく、東部・中部・西部の3か所に統合集約しました。名称も「訪問看護ステーション」に改称し、現在では、医師会立ならではの強みを活かし、小児・難病やターミナルケア等の医療ニーズに強い大規模ステーションとして、医療処置や身体介護、生活支援など、様々なサービスを提供しております。また、3センターそれぞれに、居宅介護支援事業所(ケアプランセンター)を併設していることも大きな特色といえます。
高齢化は今後もますます進み、医療・介護を取り巻く環境は大きく変化していくことが予想されます。私たちは、そのような変化に対応するため、常に最新の知識と技術を習得し、質の高いサービスを提供できるよう努めてまいります。
福岡市医師会 会長 菊池 仁志