「まさか私が?」でなく「私が乳がんになったら?」を考えてほしいです。自分の体は?家族は?医療費は?
ご自分のお父様やお母様、そしてお子様の健康を気遣われるようにご自身のことも大切にしていただきたいですね。
乳がん検診受診率は、世界的には70〜90%、福岡県内には70%以上の市町村もありますが、福岡市では現状10%を切っている残念な数字です。
20人に1人は乳がんに罹患する、ということは「まさか私が?」ではなく、「私はなりうる」と認識していただきたいのです。乳がんは女性が最もなりやすいがんで、とりわけ家事・育児、仕事にも大きく影響する40〜50歳代です。早期に発見すれば、乳房を残すことはもちろん、再発率も低く、運動機能的にも経済的にも、ご自分とご家族を守ることになるのです。日常の動作に支障をきたさないためにも、最近の手術はリンパ節を切除しない方向です。
「私はがん家系じゃないから」という思い込みはタブーです。がんの遺伝性というのは低いのです。自己触診を習慣づけ、定期検診(マンモグラフィー)で早期発見を!