子どもたちを守ろう!11月は『児童虐待防止月間』

ネットワークの強化が防止につながります

子どもに関わる悲惨な報道を耳にする機会が増えたように感じる人も多いのではないでしょうか。

このような現状に対して厚生労働省は平成16年から11月を『児童虐待防止推進月間』とし、社会的関心を喚起するため啓発活動を行っています。なぜ児童虐待が起こってしまうのか、どうすれば防げるのか、私たち一人ひとりが考えることを求められているのです。

どんなことが児童虐待になるの?

  • 身体的虐待:児童の身体に外傷が生じ、または生じるおそれのある暴行を加えること。
  • 性的虐待:児童に猥褻行為をすること、または児童を性的対象にしたり、見せること。
  • ネグレクト(育児放棄、監護放棄):児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食、もしくは長時間の放置、その他の保護者としての監護を著しく怠ること。
  • 心理的虐待:児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。心理的外傷は、児童の健全な発育を阻害し、場合によっては心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの症状を生ぜしめるため禁じられている。

などがあげられます。

児童虐待の加害者となるのは、悲しいことに実父母であることが多く、育児に関わるストレスが影響していることが多いと考えられます。

児童虐待の件数は全国的にも年々増加の一途を辿っています。これは以前よりも児童虐待に関する意識が高まり、学校や近隣住民からの通告が増加しているためでもあります。地域や学校、関係機関とのネットワークの強化が児童虐待防止に大きな役割を持っていると言えます。