特定健診・特定保健指導




【特定健診・特定保健指導〜背景とねらい】

 現在日本は、女性は85.59歳、男性は78.6
4歳と先進国でもトップクラスの長寿国で、それに伴
い、医療費が増加傾向にあります(グラフ1)。
 また、日本人の主な死因は、悪性新生物についで動
脈硬化による心疾患と脳血管疾患ですが、医療費に関
しては、生活習慣病が原因の循環器系の疾患が上位と
なっています(グラフ2)。
 そこで、メタボリックシンドロームをターゲットに
、1生活習慣病の抑制、2医療費の抑制、をねらった
のが特定健診・特定保健指導なのです。


【なぜ、メタボリックシンドロームが対象疾患なの?】


【これまでの健診とちがうのは?】

 これまでは、検診結果で「要指導」の場合は健康教育
参加などの指導をしていましたが、これからは、健診受
診者全員に対し、リスクに基づく優先順位をつけ、保健
指導の必要性に応じて「情報提供」「動機づけ支援」「
積極的支援」を行うこととなっています。
 また、指導の評価として、実施回数や参加人数などの
事業実施量(アウトプット)評価だったものが、健診実
施率65〜80%、保健指導実施率45%、メタボリッ
クシンドローム該当者・予備群の減少率10%、糖尿病
などの有病者・予備軍を25%減少、というような結果
(アウトカム)評価へ変わります。