第8回地域包括ケア推進のための市民向け講演会を開催しました。

日 時

令和元年9月7日(土) 13時30分~16時

場 所

アクロス福岡 イベントホール

テーマ

「 活用しよう!! 在宅療養のサポーター!! 」
 ~在宅であなたらしく生きる~

内 容

  1. 講演
    「認知症が 私たち家族にくれたギフト」
     映画監督 信友 直子 氏(映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」)
  2. 運動タイム
    「みんなでできる介護予防体操」
     福岡市医師会訪問看護ステーション リハビリスタッフ
  3. シンポジウム
    「老いに寄り添う~かかえこまない介護をめざして~」
     ナビゲーター
      林田 スマ 氏(公益財団法人 大野城まどかぴあ 館長)
     シンポジスト
      豊島 元 先生(とよしまファミリークリニック 院長)
      信友 直子 氏(映画監督)
      在宅介護経験者 山口 清美 氏(福岡市医師会訪問看護ステーション中部統括管理者・看護師)
      原 典子 氏(福岡市中央第1地域包括支援センター 管理者・主任介護支援専門員)

参加者

478名


福岡市医師会では、市民の皆様が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、在宅医療・介護サービスの活用法等を周知し、地域包括ケアについて理解を深めて頂くための「地域包括ケア推進のための市民向け講演会」を年に1回開催しており、今年は9月7日(土)午後に第8回目を開催しました。

 

講演は、昨年公開され、全国で大きな共感と感 動を呼んだドキュメンタリー映画「ぼけますから、 よろしくお願いします。」の信友 直子 監督を講師 に迎え、「認知症が私たち家族にくれたギフト」と 題したお話を頂きました。お母様の認知症の発症 で体験した遠距離介護や老老介護の苦悩を、多く の人の支えがあって乗り越えられたことや、介護 を経験したからこそ、ご両親の夫婦の絆や娘を思 う親心に気付けたことなど、心温まるメッセージ を頂きました。

 

 

介護予防体操で体をほぐした後は、林田スマさんの進行のもと、信友監督を交えたシンポジウムを行いました。シンポジウムでは、認知症相談医で「とよしまファミリークリニック」院長の豊島 元 先生から、在宅診療を希望する際のポイントについてご説明頂きました。また、実際にご家族の介護に携わった方の体験談や、本会の専門職職員から、地域包括支援センターにおける相談の流れや訪問看護ステーションによるサービス内容等をご紹介した上で、在宅医療・支援についてのご意見を伺いながら、皆様と一緒に「地域で支える介護の姿」を考えることができました。

次回は令和2年9月26日(土)午後の開催を予定しています。詳細が決まりましたら、本会ホームページでも告知させて頂きますので、是非ご参加頂きますようよろしくお願いいたします。