日本腎臓学会「慢性腎臓病(CKD)診療ガイド2012」では、日常臨床でのCKDは蛋白尿と糸球体濾過量(GFR)を用いて診断し、GFRは血清クレアチニンと年齢、性別から推算式により推算GFRとして評価するとされております。また、るいそうまたは下肢切断者などの筋肉量の極端に少ない対象者では血清シスタチンCの推算式(推算GFRcys)がより適切であるとされております。
この度、シスタチンC検査を国際標準化に準拠した試薬に変更させていただきます。これに伴い、推算GFRcysの報告も開始させていただきます。
ただし、推算GFRcysは血清シスタチンCと同時依頼の場合にのみサービスにてご報告させていただきます。なお、使用する推算式は18歳以上を対象とし、年齢、性別で評価されるため、年齢、性別が不明あるいは18未満の場合には「計算不可」になりますので、ご了承ください。
推算式には年齢、性別が必須となりますので、検査依頼書(OCRT)に項目コード2081と共に、年齢、性別を必ずご記入下さい。
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