INFORMATION No.18020
平成19年1月


検査内容変更のお知らせ

この度、下記の通り検査内容の変更をさせて頂きたく、ご案内申し上げます。
何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。



【変更日】 アルドステロン(血中) 平成19年1月31日(水)受付分より
  アスペルギルス抗原 平成19年2月14日(水)受付分より
【変更内容】    

掲載頁

検査項目

変更箇所

現 行

変更理由
備   考

P76

アルドステロン (血中)

検査方法

RIA チューブ固相法

RIA 二抗体法

測定試薬販売
中止のため

基準値
pg/ml
随時 : 36〜240
臥位 : 30〜159
立位 : 39〜307
pg/ml

20〜130
(早朝安静時)
30〜210
(早朝2時間立位歩行)
報告下限値
7 pg/ml 未満 6 pg/ml 未満
報告上限値
1600 pg/ml 以上
P98
アスペルギルス抗原
基準値
0.5 未満  (−) 1.0 未満 (−) 測定試薬のカッ
トオフ値および
判定基準変更
判定基準
Index
判定
Index
判定
0.5 未満
(−)
1.0 未満
(−)
 
 
1.0〜1.4
(±)
0.5 以上
(+)
1.5 以上
(+)


● アルドステロン (血中)

■ 現行法と新法の比較
             

■ 新検査方法参考文献  塩之入 洋、他:医学と薬学21:293〜302,1989



●  アスペルギルス抗原


アスペルギルス抗原につきましては、従来より、侵襲性アスペルギルス症の早期診断・早期治療のために、より低い  カットオフの設定が指摘されておりましたが、このたび当該試薬において新判定基準への変更が、厚生労働省に認可されたため判定基準を変更させていただきます。  判定基準を引き下げることにより、侵襲性アスペルギルス症に対する感度が、現行の76.3%から97.4%に向上します。ただし、特異度は現行の97.5%から90.5%に低下しますので、侵襲性アスペルギルス症の診断には、本検査結果だけでなく、臨床症状および画像所見、培養検査などその他の検査法の結果をもとに総合的なご判断をお願いいたします。

■ 判定基準変更による検出感度の向上

 
カットオフインデックス
0.5 (新基準)
1.0
1.5 (現行基準)
感 度
97.4 %
81.6 %
76.3 %
特異度
90.5 %
96.5 %
97.5 %
侵襲性アスペルギルス症のリスクを有する血液疾患患者239症例中、EORTC/MSGの診断基準*に従い、確定診断および推定と診断 された38症例を陽性、それ以外の201症例を陰性として解析。
*: EORTC (European Organization of Research and Treatment of Cancer),MSG(Mycosis Study Group)

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